香月産婦人科では2000 年よりフリースタイル分娩を取り入れています。骨盤位では胎児外回転術も行っています。また、出生前遺伝カウンセリングも行っていますので羊水検査・クアトロテスト・NIPTが可能です。胎児心拍異常や産後出血などの異常があれば早期に手術・搬送するなど医療連携を大切に診療しています。
当院は小児科を併設していますので、多くの助産師、スタッフと共に妊娠中だけでなく出産後も女性が安心して通える施設を目指しています。
当院は外来待ち時間短縮のため原則予約制になっていますので、お電話にて予約をお取りください。再診の場合はインターネットでも予約ができます。
来院時は1階のコンシェルジュにお声をかけてください、ご案内いたします。
紹介状、マイナンバーカード(マイナ保険証)または健康保険証、母子手帳がある場合はお忘れのないようお願いいたします。
(出産や急な手術、初診の患者様の影響で時間がずれることがありますので、ご了承願います)。
妊娠された方・今後妊娠を考えておられる方へ、説明用動画を視聴するポータブルDVDプレーヤーをご用意しております。
分かりやすいアニメーションとなっていますので、待ち時間にご鑑賞下さい。
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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8:30〜18:00 | ◯ | ◯ | - | ◯ | - | - |
8:30~16:30 | - | - | - | - | ◯ | - |
9:00〜11:00 | - | - | ◯ | - | - | - |
9:00〜12:00/14:00〜16:45 | - | - | - | - | - | ◯ |
【受付時間】
午前・午後ともに終了時間の30分前までです。
【休診】日曜、祝日、水曜午後
妊婦健診では全期間を通じて血圧測定、尿検査、超音波検査を行い、お腹の中の赤ちゃん(胎児)が順調に成長しているか、母体に問題はないかなどを診察します。
妊婦健診の手順は 受付→尿・血圧・体重測定→診察→(助産師外来※)となります。
また、出血、腹痛などの異常を感じられたときは、その都度ご来院下さい。
※16時30分以降の助産師外来ができないため、助産師外来がある妊婦健診の日は16時までの予約でお願いします。ご了承ください。
初期検査
血液型、梅毒、風疹、B型肝炎、C型肝炎、HIV、成人T細胞白血病(HTLV)、不規則性抗体、血糖検査、トキソプラズマ、貧血検査、子宮がん検診
初期検査時に、出産予定日もお知らせいたします。
※妊婦さんの状態で検査項目を追加することがあります。
妊娠23週まで
正常に経過している場合、妊娠12週以降は4週間に1度の健診です。
貧血検査、クラミジア抗原検査を行います。
妊娠35週まで
原則として2週間に1度の健診です。
血液検査、血糖検査、GBS検査を行います。
胎児の状態が良好かどうかと母子共に異常がないかをみます。
妊娠36週から分娩まで
1週間に1度の健診になります。
39週以降では子宮の収縮があるかどうかを調べるNST(ノンストレステスト)を行います。
骨盤位経腟分娩は帝王切開分娩と比べて胎児にとって危険である可能性が指摘され、そのため帝王切開による分娩を選択される場合があります。
帝王切開による分娩を避けるため、当院では希望者に対し妊娠36週頃に胎児外回転術を行っています。外回転の成功率は一般的に6〜7割で成功したとしても外回転の刺激で胎児がしんどくなって緊急帝王切開となる可能性があるので注意が必要です。詳しくは担当医にご相談ください。
当院ではフリースタイル分娩を取り入れています。側臥位、四つん這いなど、ご自身がよりリラックスできる姿勢を見つけることができます。
分娩室としてLDR(陣痛分娩室)を2室、和室を1室準備していますので、バースプランに合わせたお望みのお部屋での分娩ができます。
当院ではご主人、ご家族の宿泊も可能です。(※個室一般A及び特別室のみ。ソファーベッドになり、別料金はいただきません。)
ご希望あればスタッフにお伝えください。
助産師が保健指導を行います。
元気な赤ちゃんを産んでいただくための生活の送り方や、おっぱい指導、お産の計画書(バースプラン)を一緒に考えます。
妊婦さんの声に応えたいと思いますので、日頃不安に思っていることや質問など何でもご相談ください。ご家族の方と一緒に受けていただくこともできます。
バースプランという言葉を聞いたことはありますか?
バースプランとは、こういうお産がしたいという計画のことをいいます。
「こんなお産がしたい」と具体的に出産をイメージできる方は少ないのではないでしょうか?
漠然とでも構いません。ご自分で考えたり、ご家族と話し合ったりしてみましょう!
産婦さんの同意があればどなたでも立会い可能です。ただし、帝王切開の場合は手術室にお入りいただけるのは一人になります。
立会い出産をご希望の方は事前にお申し出ください。
風邪などの症状、感染等の疑いがある場合は立ち会えません。
当院では助産師立ち会いのもと、希望される方にへその緒の切断をしていただけます。
カンガルーケアとは:南米コロンビアのハイリスクを扱う病院にて、極低出生体重児の一般状態が落ち着いたときに、オムツ一枚の格好で母親の乳房の間に縦にだかせ、その上から衣服をきせて保温と母乳保育を行うケアを開始したところ、死亡率と養育遺棄が減少したことに始まります。その後の研究により、先進国ではすべてが当てはまるわけではありませんが、出生直後の児の体温が維持され、呼吸が安定するなどの効果や親子愛着形成を促進させる意味合いで実施されています。正期産での対応は、厳密には早期母子接触、Skin to skin contact (STS, SSC)といいます。
当院では経腟分娩で出生し、赤ちゃんに緊急を要する処置の必要がない場合、早期母子接触を行っています。ただし、生まれてすぐの赤ちゃんは呼吸や循環が不安定なため、スタッフがしっかり観察しながら行います。希望される場合は、同意書の提出をお願いしています。
無痛分娩とは、麻酔などの手段を用いることにより陣痛を緩和しながら分娩に至るプロセスを表す用語です。分娩時に自力でいきむことができるよう、完全な痛みの消失を目指すのではなく痛みを制御し安全に分娩することを目指すため、和痛分娩とも表現されます。
無痛分娩は、痛くないことで産後の回復が早くお産に対する恐怖や痛い記憶を少なくして次回妊娠への前向きな気持ちが生まれるメリットがありますが、麻酔や分娩に関するリスクがあり慎重な対応が求められます。当院では担当医の講習会受講、マニュアル整備および麻酔管理機器の準備ができた令和3年2月より、硬膜外麻酔による計画無痛分娩を開始しました。いろいろなリスクがあるため、月あるいは木曜入院の平日管理としています。
分娩予定日がきまってから予約調整を行うようにしておりますので、無痛分娩をご希望の方は受診時に担当医にご相談ください。
参考までに近年の分娩取り扱い件数を提示します。当院の管理方針などについては無痛分娩説明書(PDFファイル)をご参照ください。
全分娩数 | 無痛経腟分娩件数 | 帝王切開分娩件数 | |
---|---|---|---|
2021年(令和3年)1月~12月 | 404 | 27 | 52 |
2022年(令和4年)1月~12月 | 539 | 70 | 84 |
2023年(令和5年)1月~12月 | 512 | 97 | 68 |
里帰り出産をご希望の妊婦さまは、前もってのご予約が必要です。(予約枠が埋まっている場合、お断りさせて頂くことがあります。)
里帰りの時期は、妊娠34週までならいつでもかまいませんが、おなかが張ったり、出血があるときは避けましょう。
切迫早産徴候のある方は、健診を受けられている医師にご相談ください。
里帰り前に健診を受けて、子宮の収縮の有無や子宮口の開大をチェックしてもらいましょう。
里帰りされたら、できるだけ早く受診しましょう。
里帰り前の健診のとき、紹介状を書いてもらい、それまでに検査した結果も記載してもらいましょう。
母子手帳・マイナンバーカード(マイナ保険証)または健康保険証をお忘れなく。
入院する際に必要なものがございます。急な出産時に備えて事前に準備しておいてください。
前回帝王切開された方で腹帯と弾性ストッキングを持っている方は、持って来てください。
スリッパ、歯ブラシセット、タオル、お箸、スプーン、コップ、シャンプー、トリートメント、ドライヤー、院内で使用分のベビー服は病院で準備しております。
※院内に乾燥機と洗濯機が2台ずつ用意されていますので、ご利用ください。
出産して2週間目と出産後1ヶ月目に、お母さまと赤ちゃんの健診を行います。(入院中に予約調整を行います)
院長
信実 孝洋(のぶざね たかひろ)
医学博士、日本産科婦人科学会 産婦人科専門医、新生児蘇生法 インストラクター、日本母体救命システム普及協議会 ベーシックコース インストラクター
女性妊婦とその家族にやさしく寄り添う医療をモットーとしています。
よりよい周産期・分娩管理ができるよう、自分自身だけでなくチームスタッフへの教育にも力を注いでいます。出生前診断についてもご相談ください。
プロフィール
平成13年(2001年) 広島大学医学部医学科卒業 広島大学産婦人科入局
平成14年(2002年) 国立大竹病院(現 広島西医療センター)
平成16年(2004年) 尾道総合病院
平成17年(2005年) 広島大学病院医科診療医
平成20年(2008年) 広島大学病院助教
平成21年(2009年) 医学博士号取得
平成27年(2015年) 中国労災病院医長
平成30年(2018年) 香月産婦人科 広島中央通り 産科・婦人科部長
令和4年(2022年) 香月産婦人科 広島中央通り 院長
医療法人秋月会 理事長
香月 孝史(かつき たかふみ)
山陽女子大非常勤講師、日本産科婦人科学会 産婦人科専門医、日本生殖医学会、受精着床学会
出産と不妊治療の専門とする。1997年から広島大学で不妊治療研究を開始し、同院では2005年から不妊治療・体外受精を行う。
プロフィール
平成6年(1994年) 昭和大学医学部卒業、広島大学医学部産婦人科入局
平成7年(1995年) 鉄道病院産婦人科
平成9年(1997年) 広島大学病院産婦人科不妊治療開始(体外受精)
平成12年(2000年) 香月産婦人科院長
平成17年(2005年) 医学博士取得、西区己斐新病院設立し自院にて体外受精開始
平成30年(2018年) 中区三川町に広島中央通り 香月産婦人科設立
産科・婦人科部医師
羽原 章子(はばら しょうこ)
プロフィール
平成13年(2001年) 広島大学医学部医学専門群卒業 広島大学病院産婦人科
平成15年(2003年) 中国労災病院
平成17年(2005年) 広島記念病院
平成26年(2014年) 香月産婦人科
診療費・入院費のお支払いに「クレジットカード」や「デビットカード」が使えます。また、「電子マネー決済」も対応しております。これにより医院のお支払いが現金だけでなく、「クレジットカード」や「銀行のキャッシュカード」「電子マネー」を使って出来るようになります。「多額の現金を用意しなくても良い」、「手持ちのお金が足りない時にも支払いが出来る」等々、患者様にとって便利なお支払い手段です。ぜひご利用ください。